ここのところ、イチロー選手が日米通算の参考記録ながら、ピート・ローズが持つメジャー歴代1位の通算安打数4,256に近づいていることがニュースになっています。途方もない数字ですが、2人がどのようにしてこの数字まで積み上げてきたのが、年齢ごとの安打数グラフを作ってみました。

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ピート・ローズは、1963年から1986年までレッズやフィリーズでプレーした選手。その後監督を務めた際に賭博問題が発覚し、MLBを永久追放になっています。一方のイチローは、説明不要の日本人外野手。27歳シーズンからMLBでプレーし、42歳の現在も活躍中です。2人の年齢別シーズン安打数をグラフにしてみました。

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(4月1日における年齢のシーズンに何安打したかを示します。)
(イチロー選手の42歳安打数は2016年6月11日までの成績)

日本時代のイチローは区別するため点線で示しました。イチローは3年目、20歳で迎えたシーズンにシーズン210安打を達成。ピートローズはこの年齢ではメジャーデビューもまだでした。この年以降日本では7年連続の首位打者を獲得する圧倒的な活躍ぶりでしたが、1番打者ではなく3番を任されることが多くなったうえ、相手からの四死球を厭わない警戒にあい安打数は漸減していきました。27歳で迎えたシーズンからはMLBに移籍。初年度からMVPを獲得する活躍でセンセーションを起こすと、以降36歳シーズンまで10年連続200本安打の偉業。近年は控えに回ることが多く安打数は落ち込んでいます。

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ピートローズは21歳で迎えたシーズンにメジャーデビューすると、打率.273、6本塁打、41打点の活躍で新人王を獲得。以後は不動のレギュラーとして活躍を続け、26歳・27歳のシーズンには2年連続で首位打者を獲得する活躍ぶり。本塁打のキャリアハイは24、27歳シーズンの16本であり、通算でも24年で160本塁打であることから、イチローと同様アベレージタイプのバッターだったようです(イチローはNPB9年で118本塁打、MLB15年で113本塁打、合計24年で231本塁打)。一方で、盗塁は通算198盗塁、149盗塁刺で成功率.571とあまり得意ではなかったようです(イチローはMLBで成功率8割以上、先日500盗塁達成)。守備ではキャリアを通じ外野、一塁、三塁、二塁(出場試合数の多い順)を守りました。デビュー時は二塁手でしたが、その後外野がメインになり27歳・28歳で迎えたシーズンに2年連続でゴールドグラブを獲得。30代半ばからは三塁手メインとなり、晩年は専ら一塁手としての出場でした。



通算安打数の推移もグラフにしてみました。

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イチロー、ピート・ローズとも安打数が止まることなく、長期離脱・スランプのない選手であることが分かります。ローズは45歳で引退するまで3,562試合に出場していますが、これは現在も破られていないMLB記録。15,861打席・14,053打数もMLB記録です。日米通算の参考記録とはいえこのような凄い選手に肩を並べようとしているイチローの凄さが改めて分かります。

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