ちょうど10年前、2006年のセリーグ開幕戦では、

巨人   上原浩治
阪神   井川慶
中日   川上憲伸
ヤクルト 石川雅規
広島   黒田博樹
横浜   三浦大輔

という、錚々たる顔ぶれの投手たちが開幕投手を務めていました。ちなみに前年の2005年の開幕戦もこの顔ぶれは全く変わっておらず、まさに各球団にエースがいたと言える時代です。黒田博樹が200勝をあげようとしている今、彼らの通算勝利数をグラフで振り返ってみましょう。

2006セ開幕投手_30883_image002
※NPB・MLB通算
※2016年勝利数はオールスターまでの勝利数で計算


2006年の開幕時点(=2005年終了まで)では、
三浦 98勝
上原 94勝
黒田 78勝
川上 74勝
井川 72勝
石川 45勝
という状況でしたが、黒田はその後上原を抜き、三浦を抜いて現在200勝に到達しようとしています。2016年前半を終え現在は、
黒田 199勝
三浦 172勝
石川 148勝
上原 131勝
川上 125勝
井川 95勝
となっています。

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続いて、年齢を合わせたグラフで見てみます。

2006セ開幕投手_30883_image005
※NPB・MLB通算
※2016年勝利数はオールスターまでの勝利数で計算

このグラフで分かるのは、

・黒田の凄さは30代中盤からの積み増し
・井川は27歳シーズンまでは頭1つ抜けていたが、その後伸びず
・石川は年齢で合わせて見ると、黒田を上回るペースで勝利を重ねており、200勝期待

と言ったところでしょうか。
井川、川上が退団し寂しいですが、他の4投手には今シーズン後半も活躍も期待したいですね。